"決める"ことに疲れた現代人 「決めてくれ」病 

最終更新: 2018年11月9日

「おススメ」、「類似したもの」の情報が否応なしに毎日さらされている社会。趣味嗜好が一貫していないとあちらこちらに振り回されるアラサー含む現代人。特に30代になると「それなりの」見た目が求められる。




25歳を過ぎたころから「オトナ」としての服装が社会からは求められる。大人の女性は何をきたら良いのか。

自分の趣味嗜好がはっきりしている人にとっては、身に着けるものの購入は至ってシンプルな作業だ。「お気に入りの店」「どこで手に入れるか」既に、決まっているからだ。


自分の「個性」や「趣味嗜好」が分かっている人は、自然とTPOに合わせて社会と折り合いをつけていくことが出来る。例え、多くの情報が入ってきたとしてもきちんと取捨選択できるからだ。


迷子案内ビジネスが頼り。何かを決める作業が既に億劫


伊藤忠ファッションシステム(以下、Ifsと略す)では、世代について約25年に渡り研究し、各世代に名称をつけいている。ifsが提唱している丁度30歳代は「プリクラ下世代」(1982~86年)にあたる。この世代の特徴のひとつとして、「テレビなどのマスメディアから離れた分、InstagramやYoutubeといった動画をみている世代」と定義している。

その分「商品に関する情報」も日々多く取り入れていえる。


しかし大量の情報が日々あちらこちらから入ってくる環境下で、この世代は決断することに疲れている。


上記、ifsが発行しているオリジナル世代区分による世代ごとの特徴によると、「プリクラ下世代」の消費性向が”ハズさない”が基準。他者から受ける評価を先読みして、状況次第でガラッと変える傾向にある、としている。






「生きることは都度都度選択し、決めること」の連続。

「常識」、「外さない」がベースにある世代。意識のなかで日々の社会生活・シーンで外したくないのだ。


しかし、昨今「流行」といったマスがなくなってしまい社会から求められている「TPO」と「自意識」「個性」の間で自分を見失ってしまっている。


求めているのは「私」に”適切であろう”おススメ

そういった、ユーザーのニーズをくみ取り、提供側も例えばZOZOのおまかせ定期便といったプロのコーディネーターがユーザーの”自分はなんとなくこういうのが好きかも”といった好みを分析し”その人にあった”ファッションアイテム提案してくれるシステムを提供している。「迷えるユーザー適合サービス」の提供が加速している。


化粧品「SK-Ⅱ」では、「肌パシャ」アプリを公開し、手軽な「肌診断」ができるサービスを紹介している。

化粧品業界でも、このように、より「個」に寄せた、”あなたに合っていますよ”サービスの展開が行われている。

昔から、「オーダーメイドスーツ」など、実は存在しており、昭和のビジネスマンは百貨店で、首回りや肩幅など全て寸法し、ワイシャツ、スーツ等全て個々の身体に合わせて作っていたのが当たり前の時代であった。

そこに原点回帰した訳ではない。


自分が「何が好きで」「どういった嗜好性を持っているのか」分からずオトナ、30代を迎えると「その場でその服を着る?」や「この場所でそういった佇まいをする?」という周囲の目が怖くなる。


すると益々、迷える仔羊向けにフィットした「適応サービス」が増える。

自分の個性を埋没させていくと、これから外国人が多く住み、多様なアイデンティを持った社会になっていくと本当に「自分自身の趣味嗜好・自分は何が好きか」考えることを放棄して良いのか。


参照元:https://www.ifs.co.jp/other20180808/

https://www.sk-ii.jp/book-a-consultation

https://www.advertimes.com/20180205/article265403/

https://www.ifs.co.jp/

All rights reserved ⒸE’ternite’,Inc